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geralt / Pixabay

騒音あれこれ

まず、一口に騒音といっても内容は様々です。「発生源」の方に迷惑を掛けているという意識が無い事も多いのですが、中には前回お話した様にその発生源に向けた対抗措置として「意図的に」音を出している場合も有ります。

また、音の種類も様々ですが主に次の様なものが有ります。

  • 子供が走り回る音や声
  • 楽器の演奏やステレオの音楽
  • 住戸内で何らかの作業(釘を打ち付ける等)をする音
  • ランニングマシン等の健康器具を使用した際の振動や音
  • 夫婦又は親子喧嘩の怒声や叫び声
  • ペットの鳴き声

相談は管理会社へ

「自主管理」をしているマンションの場合は直接住民同士が話し合うしか有りませんが、管理を委託しているなら、まず管理会社に相談して下さい。「管理委託契約書」にそうしたトラブル解決に協力する旨が記載されている筈です。

管理会社は状況を聞き取りした上で、騒音の発生源の特定を行います。そしておよそ次の様な段階を踏んで行きます。

  1. マンション内の掲示板やエレベータ内等の目立つ場所に「騒音問題が発生している」事を伝える貼り紙を掲示する。これにより心当たりの有る人に注意を促し、また、心当たりが無い人に気付いて貰う。
  2. 注意喚起の書類を各住戸へ直接投函する。掲示されていた書類を見ていない人への告知や事態の重要性を伝える。また、記載する内容も、より具体的(問題になっている音の種類等)にして当事者が気付きやすい様にする。
  3. 「発生源」の住戸に対して直接、他の入居者から音のクレームが挙がっている旨を伝えて、注意を促す。
  4. 問題の当事者、管理組合の理事長、管理会社で集まり話し合いの場を持ち、解決方法を相談する。
  5. 訴訟

当事者同士が直接話すと、今後も同じマンション内で生活していく上でシコリとなる可能性が高い為、出来るだけ「誰からのクレームなのか」を分からない様にして解決に努めてくれます。

但し、管理会社は完全に解決するまで責任を持つわけでは有りません。上記4の話し合いが不調に終われば最終的には訴訟を含めて当事者間で解決する事となります。

騒音問題を未然に防ぐには?

では、こうならない為にはどうすれば良いでしょうか?前回も書かせて頂きましたが私の経験上、防止策はやはり普段からのコミュニケーションに尽きると思います。

最近の分譲マンションは床や壁の材質や工法の進化により以前とは比較にならない程、音や振動に対して改善されています。それでも騒音問題が全く発生しないマンションはなかなか有りません。生活音というものは完全に無くすことは出来ません。

但し、その音の原因が「知っている人」だったらどうでしょうか?騒音問題の話をする上で重要なのは「許容範囲」です。一般的に同じ大きさの音でも知り合いが発している場合と全く知らない人の場合では、その許容範囲に大きな差が有ると言われています。「〇〇ちゃんが走っている音がするけど少しくらいはしょうが無いか」と思えるだけでも大きく違ってきます。

少し面倒に感じられるかもしれませんが、入居時に最低でも上下左右のお部屋位にはきちんと挨拶をして、普段から良好な関係性を作っておきましょう

そうしたことが「許容範囲」の拡大につながり、もし、ご自身が騒音の発生源となってしまった時に大きなトラブルに発展することを防いでくれます。

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