Pocket

HeungSoon / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

分譲マンションの防音性能

相当に築年数が経った物件なら少し状況が異なりますが、少なくともここ20年以内位に建築された分譲マンションであれば、通常、犬・猫の鳴き声が聞こえるということは有りません。コンクリートの分厚い壁や防音サッシ等によって、聞こえたとしても遠くに声がする程度で五月蠅く感じることはまず無い筈です。但し、【窓を閉めていれば】です。

 

管理会社に連絡して分かったのは飼い主の方のお宅はサッシを開けたままにして外出していたということです。ご夫婦共働きで朝のご出勤から夜帰宅されるまでの間、無人の部屋でチワワとミニチュアダックスフントが断続的に吠え続けていたのでした。飼い主の方はご自分達の不在中、周りにそんな迷惑をかけていることを全く知らず、管理会社からの連絡を聞いて直ぐさま、上下左右のお部屋にお詫びをされました。勿論それ以降サッシは全て閉めてから出かける様にされました。
今回のケースは良識の有る飼い主の方のお陰で問題がすぐに解決しましたが、トラブルに発展することも結構有ります。

 

自分勝手なペット好き

最近は一定のルールの中で「ペット飼育可」にしている分譲マンションが多くなっています。そして、このルールの中で特に重要なのは【近隣を不快にしない】という事です。ところがペットを子供の様に溺愛するあまり、ご自分のペットの為なら多少周りに迷惑をかけても仕様がないと考える方がいらっしゃいます。

その為、場合によっては「〇〇ちゃんが息苦しいとイヤだから窓は閉めない!」「我慢出来ない程五月蠅く無い」という自己中心的かつ一方的なことを言われることも有るのです。

鳴き声トラブル解決には?

通常ペットの鳴き声のトラブルは飼い主のちょっとした配慮で解決する事が多く、これは大きなトラブルへ発展する事を回避する簡単かつ重要な第一歩でも有るのです
がもしも、頑なに「窓を閉めない」と言われたらどうしたら良いでしょうか?通常は次の様な方法で解決します。

  • 管理会社から「ペット(小動物)飼育細則」に基づいて、周りの住戸に迷惑をかけないように窓を閉めるよう注意してもらう。
  • マンションの理事会に相談して管理組合として注意してもらう。
  • 地域の保健所や警察に通報して注意してもらう。
  • 弁護士に相談して【弁護士名で】注意文書を送付する。
  • 直接自分で注意する。

それでもダメなら・・・

こうしたこと全て行ってもダメならもう簡単には解決出来ません。相手が悪かったと思い我慢して生活するか、覚悟を決めて裁判に持ち込むのかとなります。裁判所は、主に①受忍限度を超えた騒音を発生させているのか?②騒音の発生者は誠意ある対応をしているのか?の2点を重視して違法か否かの判断をします。

但し、勝訴しても受け取れる損害賠償金は少額の場合が多く、弁護士費用や時間、証拠となる【騒音データ】の収集等の手間を考えると必ずしも望ましい解決方法とも言えません。勝訴はしても鳴き声はそのまま続いたという事例も有ります。訴訟を起こすかどうかは、感情的にならず弁護士のアドバイスをしっかり聞いて冷静にプラスマイナスを判断する必要が有ります。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク